2026年07月05日
セミナー
🦷 むし歯は「感染症」ではなく「生活習慣病」?
先日、品川で開催された「カリオロジージャパンフォーラム2026」に参加してきました。「カリオロジー」は日本語で「う蝕学」と訳され、世界の最新研究をもとにむし歯を学ぶ分野です。
🦠 むし歯は「感染症」というより「生活習慣病」
フォーラムの冒頭で強調されていたのは、「むし歯は、うつる病気というより、生活習慣が大きく関わる病気だ」という考え方でした。専門の世界では以前から言われてきたことですが、世の中に広まるまでにはまだ時間がかかりそうだ、というのが率直な印象です。
今は、口の中の菌の有無だけでなく、食事の内容やとり方・唾液の性質・生活環境・ふだんのケアなど、その子のリスクを総合的に見ていく考え方に変わってきています。
🍽️ 「食器の使い回し」は、どう考えればいい?
2023年、日本口腔衛生学会から「むし歯予防という観点だけで見れば、食器の使い回しを過度に気にする必要はない」という趣旨の声明が出されています。
💬 ここからは私(院長)個人の考えです。むし歯の観点では気にしすぎなくてよいとしても、口を通してうつる可能性が指摘されている感染症はむし歯菌だけではありません。ピロリ菌のように親から子へ感染しうるものもあり、そうしたリスクをすべて否定できるとは言い切れない以上、私自身は「積極的に使い回しをすすめる」とまでは言いにくいと感じています。あくまで私個人の見解で、医学的に確定した結論ではありません。
🌱 むし歯治療は「その子に合ったタイミング」で
もう一つ大切だと感じたのが、治療に踏み切るタイミングです。レントゲンの画像だけを見て画一的な治療計画を立てるのではなく、その子のリスクや生活背景まで理解したうえで、一人ひとりに合わせて「いつ治療するのがよいか」を決める。そんな歯科医院を目指したいとあらためて感じました。
✅ まとめ
学んだことは、日々の診療にきちんと還元していきます。むし歯や歯みがき、お子さんの歯のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。
参考:日本口腔衛生学会「食器の共有とむし歯(う蝕)に関する声明」(2023年9月1日) https://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/statement/file/statement_20230901.pdf
2026年04月12日
セミナー
🦠 口腔衛生とピロリ菌について
ピロリ菌対策に関する最新のセミナーを受講してきました。
「なぜ歯科でピロリ菌?」と思われるかもしれませんが、実はピロリ菌の除菌成功率と、お口の中の状態には深い関係があることがわかってきたのです。今回は、ご自身と大切なお子さまを守るために知っておいてほしい最新情報をお届けします。
🔍 1. 「症状が出てから」では遅い?定期検診の重要性
セミナーで強調されていたのは、「検診で見つかるがんは治るが、症状が出てからでは生存率が下がってしまう」という厳しい現実です。
これは歯科も全く同じ。症状が出てから受診した方の5年生存率は、胃がんで55%、大腸がんで59%というデータもあります。「痛くなってから歯医者に行く」のではなく、定期検診でトラブルの芽を摘むことが、歯と全身を守る一番の近道です。
👨👩👧 2. ピロリ菌は「家族」でうつる?
現在、ピロリ菌の感染ルートのほとんどは3〜5歳頃の家族内感染と言われています。
次世代にピロリ菌を感染させないためにも、妊娠前にピロリ菌検査を行い、適切に除菌を行うことはとても大切であると改めて学びました。お子さまが陽性の場合、ご両親のどちらかが陽性であるケースが多く、家族全員で意識を持つことが未来の健康につながります。
🦷 3. 歯科医師が伝えたい「除菌成功の秘訣」
ここが一番のポイントです!研究によると、「未治療のむし歯があると、ピロリ菌の除菌に失敗しやすい」という衝撃のデータが出ています。
なぜでしょうか?それは、むし歯の穴がピロリ菌の供給源となり、除菌をしてもそこから再感染を起こすことが推測されているからです。
💡「しっかりとお口の治療・クリーニングをしてからピロリ除菌に挑む」。今後、これが成功率を上げる常識になるかもしれません。
✅ まとめ:未来の健康のために
当院では、お子さまの健やかな成長をサポートするために、お口の健康だけでなく全身の健康も視野に入れたアドバイスを行っています。
胃の健康を守るためにも、まずはその「入り口」であるお口を清潔に整えましょう!😊 気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
2026年04月01日
予防歯科
定期検診で歯を守りましょう
「歯が痛くなってから歯科医院へ」という方も多いかと思いますが、実は痛みが出る前の定期検診がとても大切です。
虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行していることがあります。3〜6か月に一度の定期検診とクリーニングで、歯の健康を長く保ちましょう。
当院では丁寧なクリーニングとフッ素塗布も行っています。ご予約はお電話(044-822-8391)にてお気軽にどうぞ。
2026年03月10日
歯周病
歯周病と全身疾患の関係
歯周病は口の中だけの病気と思われがちですが、近年の研究では全身の健康にも深く関わることが明らかになっています。
歯周病菌が血流に乗って全身に広がることで、糖尿病・心臓病・脳卒中などのリスクを高めることが報告されています。また、妊娠中の方では早産や低体重児出産との関連も指摘されています。
口の健康を守ることは、体全体の健康を守ることにつながります。気になる症状がある方はお早めにご相談ください。
2026年02月14日
ホワイトニング
ホワイトニングについてよくあるご質問
「歯を白くしたい」というご要望をよくいただきます。よくいただくご質問をまとめました。
| 効果の持続期間は? | 個人差はありますが、適切なケアで6か月〜1年程度持続します。 |
| しみることはある? | 一時的にしみる場合があります。知覚過敏の方はご相談ください。 |
| 保険適用ですか? | ホワイトニングは自由診療となります。 |
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
2026年01月20日
小児歯科
お子さまの歯を守るために
乳歯は「どうせ抜けるから」と軽視されがちですが、乳歯の健康は永久歯の生え方や噛み合わせにも大きく影響します。
お子さまが歯医者に慣れるためにも、痛みがなくても定期的に通院することをおすすめしています。当院では、お子さまが安心して診療を受けられるよう、丁寧な説明と笑顔での対応を心がけています。
フッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を埋める予防処置)も承っております。お気軽にご相談ください。